【3つのポイント】
・「チャンバラ」をキーワードに観光設備を整える
・年齢・性別・国籍関係なく楽しめるアクティビティ
・国家公務員総合職の研修に採用される
今、全国各地で合戦が起きているのをご存じですか?
丸めた新聞紙などで相手を叩く、いわゆる“チャンバラごっこ”がチーム戦になってパワーアップしました。その名も「チャンバラ合戦-戦IKUSA-」。
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戦国時代の合戦をモチーフとしたチャンバラ合戦は、30秒で理解できるほどルールが簡単であり、その上、運動能力が勝敗に影響しにくいことから、子どもからお年寄りまで楽しめると評判です。
現在では年間で100件もの合戦がおこなわれており、また、チームビルディングにも役立つことから国家公務員総合職の研修にも採用されました。
チャンバラ合戦発祥の地である岐阜県可児市(かにし)は、明智光秀が誕生した長山城(明智城)や森成利(蘭丸)が生誕した金山城があったことでも有名な土地です。
可児市は近年、少子高齢化による人口減少の問題に悩まされていました。そこで市内10ヶ所に残る城跡を活用した取り組みとして、2016年より地域活性化事業である「戦国城跡巡り事業-可児市の乱-」を実施。
チャンバラ合戦を中心としたワークショップと同時に、PR動画や甲冑の作成、史跡ガイドといった観光設備を整えることで、地域の活動人口や観光交流人口増加を目指しました。
結果、事業スタート前の世帯数が39,945世帯だったのに対し、翌年9月には40,730世帯に増加。さらに令和5年2月現在では43,829世帯にまで増えています(※可児市公式ホームページ参照)。
歴史を活かした地域活性というと、どうしても年配の方や愛好家にしか響かない印象があります。しかし、可児市はチャンバラ合戦という誰でも楽しめるアクティビティを取り入れることで、ターゲット拡大に成功したようです。
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