Column

取材班コラム

2024.01.19

自分が読みたいものを書くべし〜自社のブログで何を書いていいかわからない時の対処法〜

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自社ブログで何を書いていいかわからない!
SNSで日々の出来事を発信したいのに挫折しそう。

LEAPHのコラムを読んでくださっている方の中にもきっと、文章への悩みを抱えている方がいらっしゃるはずです。

毎日のように新商品の発売があったり、友人の笑える失敗談が舞い込んでくれればいいのですが、残念ながら文章のネタはネギを背負ってやってきてくれません。

さて、どんな文章を書けばいいのやら……。

私は仕事でもプライベートでも、たくさんの文章を書いてきました。
それでもときどき、わからなくなります。

誰がコレを読んでくれるんだ?
何のために書いているんだっけ?
別に自分が書かなくてもいいのでは?

一度手が止まると、もうアウトです。「もっと面白いネタや表現はないか!」とネットを巡り、ネタ選びも文章スキルも優れた先輩ライターの文章を読みあさり、読んでいるうちに自分の文章の未熟さに嫌気がさしてグッタリしてしまいます。

自分に文章は向いていないのかも……と頭を抱えたとき、元電通のコピーライター・現「青年失業家」である田中泰延さんの言葉を思い出すようにしています。

自分がおもしろくない文章を、他人が読んでもおもしろいわけがない。だから、自分が読みたいものを書く。

(田中泰延・著『読みたいことを、書けばいい。』より)

田中さんは仕事で書いていた文章の方針を「自分を喜ばせるために書く」と定めたことで、ライティングへのストレスが軽減したと語ります。

納得・共感・感動など面白いの定義は様々ですが、仕事のノウハウであれ日常の笑い話であれ、書かれた文章の最初の読者はそれを書き上げた自分自身です。自分が気持ちよく読めないのに、どうして誰かが喜んでくれるでしょうか。

ちょっと残酷な話をすると、世に出回っているほとんどの文章は読まれません。

国内だけでも毎年出版される書籍は7万点にもおよびますし、そこにX・note・Facebookなどのテキスト中心のSNSを加えたら、気の遠くなるほど膨大な言葉が毎分毎秒と生まれています。

この茫洋な文字の海で、自分の書いた文章が数人の目にとまれば上出来、いや、もしかしたら自分が最初で最後の読者になるかもしれない……。だったら閲覧数やイイネの数を気にするよりも、まずは自分が面白いと思えるものを書こう!

そう考えるようになってから、自分の心を喜ばせる文章を心がけるようになりました。

元サッカー日本代表の本田圭佑選手は、心の中にいる自分を“リトルホンダ”と呼びましたが、私の“リトル”が喜ぶコンテンツを観察してみると、意外と日常にネタが転がっていることに気づけます(いずれネタ探しの話もコラムにしたいと考えています)。

みなさんも文章に悩んだとき、ご自身のリトル○○に「キミは面白いと思うの?」と問いかけてみてはいかがでしょうか。

文章:ライター蓬生

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