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LEAPHコラム

お知らせ詳細の内容

2024.03.15

1on1ミーティングで意識していること

みなさん、1on1ミーティング(以下、1on1)って、どんなスタイルで実施していますか?

私はHR担当として月に一度、社員との1on1の時間を設けています。現在も回数を重ねつつ、自社に合ったスタイルを模索しているところです。

今回はLEAPHで行っている1on1を紹介させていただきます。会社の規模や置かれている立場で少しやり方が違うかもしれませんので、“社員5名程度の会社で行っている1on1“視点でお伝えさせていただきます。

読んでくださっているあなたのお役に立てれば幸いです。

1on1の効果・メリット

まずは1on1の効果やメリットをおさらいしましょう。

・信頼関係の構築
・キャリア自律の支援
・会社全体の生産性向上
・離職率の低下
(引用:NTTコミュニケーションズ

業務以外のコミュニケーションは大事ですよね。

部下の成長促進が大きな目的ではありますが、会社の中長期的な方針と本人のキャリアビジョンのすり合わせをする機会にもなります。また、メンバーの悩みを拾うことは、仕事のやりやすさにもつながります。

LEAPHの場合

さて、ここからHR担当の私が、1on1をどのように進め、何を意識して臨んでいるのか簡単に紹介いたします。

・最近の悩みごとを聞く

1対1で話せる機会は限られるため、本人の悩み事を優先的に聞きます。

たとえば、業務の進捗が想定より後ろ倒しになっているという悩みだった場合。

業務内容を深堀りしてアドバイスするのではなく、進め方や社内外のコミュニケーション等における原因や、相談相手(本人)がどうしたいのかの“意思“に注目して聞き出します。

ただ話を聞くことに注力する時もあれば、改善策を一緒に考えることもあります。また、「どうしたらいいと思う?(WhyやHow)」で問う質問や、「(相手は)こういう目的があるのかもしれない」と第三者視点で気づけることを伝えます。

気をつけているのはティーチングではなくコーチングという点です。本人の気持ちを尊重しつつ、背中を押すかけ声を意識すると本人も前向きに応えてくれます。

大切なのは、指示ではなく「依頼」です。本人が納得する形を提案、やってみようと思ってもらえることを心がけています。

・前回の1on1の振り返り

次に前回の振り返りをします。

前回のメモをチェックしながら本人に動向を確認しつつ、今回の悩みと重複した点も丁寧にすくい取ります。

この時大事にしているのは、「主観的な変化」を確認をすることです。担当者からみて変化を感じられることも大事ですが、本人が変化を感じられることが重要だと考えます。

「前よりスケジュール管理を意識することができた」とか「チェック漏れが減るように、毎朝今日の動きをイメージするようにした」など、行動ベースで振り返ることで、具体的な改善ポイントに本人が気づき、納得できるように促します。

本人の振り返りができた後にフォローバックも行います。

変化がプラスでない時でも、気づきが得られたことを評価し、次の一歩を踏み出すきっかけづくりをします。

その他意識している点

・目標設定シートの活用

文字で見える化・数値評価して管理します。1on1担当者だけでなく本人とも共有することで、やる気を奮起させることができます。

・褒めとねぎらい

まず話してくれたことに対して感謝を伝えます。

言葉に詰まった様子であれば、いったん話を戻したり、少し待ちます。先走りして本人の気持ちを決めつけて話を進めるとズレが生じてしまいます。

・柔らかい印象を与える空間づくり

雑談のような話し方を意識しています。また会話の中で相手が使う言葉を引用するなどして、自然なラポール形成をしています。

1on1を行う場所として、他の社員がいないスペースやカフェなど、安心して自己開示できる空間を選びます。毎回同じ場所ではなく、気分を変えて違う店にすることもあります。

個人のプライバシーに関わる話もあるので、情報が漏れないように注意を払うことも大切です。

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