
2024.12.16
【プロモーション動画制作】静岡の挑戦者たちがつなぐ、イノベーション拠点”SHIP”を伝えたい
支援内容
・プロモーション動画制作
SHIPの説明
SHIP(シップ)は、静岡県内のデジタル化やイノベーションの創出を目的とした交流の場です。ICTやデジタルの知識習得、利用者同士の組織を越えたつながりを支援し、新規事業の立ち上げや共同開発の支援をしています。また、スタートアップ支援のための専門相談員を配置し、スタートアップや新規事業に関するお悩み相談にも対応しています。施設にはセミナーやワークショップが開催できるオープンスペース、打合せやオンライン会議に適した個室などがあり、さまざまな目的で利用ができます。
https://ship-shizuoka.jp/

SHIP動画:https://youtu.be/p0mOxZuuCbY?si=NebTms5xgBnN1x4O
SHIPの運営に携わるお二人にお話を伺いました
・静岡県経済産業部 産業革新局 産業イノベーション推進課 総括主査 後藤 隆起さん
・SHIPコミュニティマネージャー 玉城 陽子さん
(※所属役職は2024年12月16日時点)
動画制作を依頼しようと思った背景
後藤さん:
SHIPは昨年3月のオープン以来、累計1万2000人以上にご利用いただいています。また、現在約2,500人の会員さんにご登録いただいております。これからもSHIPの利用者を増やしていきたいと思い、昨今はWEBサイトやSNSの運営にも力を入れています。
もちろん、そういったものの効果は感じている一方で「SHIPでいろいろなことをやっているのはわかったけど、実際どんな人たちがいて、どんなつながりがあるの?」と問われると説明が難しいという課題がありました。チラシなどを使って説明できないこともありませんが、やはり言葉だけではイメージしにくい部分も多いと思います。
そこで今回、SHIPの活動がわかるような動画を制作しようと考えました。SHIPは、ただ場があるだけではなく、コミュニティマネージャーが常駐していて、人々がつながる場所であること。実際に多くのつながりやイノベーションが生まれていること。
そういったことが伝わる動画になればいいなと、依頼させていただきました。

LEAPHに依頼しようと思った理由
玉城さん:
もともとSHIPの会員さんにお願いしたいと思っていました。SHIPを使ってくださっている方の目線で施設を紹介してもらいたかったんです。
なかでもLEAPHさんは、開所して間もないころから使ってくださっていますし、1周年イベントの際にSHIPの活用方法を紹介してくださいました。
なので、LEAPHさんにお願いすれば、表面的な部分にとどまらず、SHIPへの深い理解を動画制作に生かしてくれるのではないかという期待がありました。

LEAPHに頼んで良かったところ
後藤さん:
映像のクオリティは「さすがプロ!」という感じで、文句の付けようがありません。綺麗なコンテンツに仕上げていただいて感謝しています。
まず、構成の段階でコアメンバーたちと情報を共有をしましたが、その時点ですでに「いいものができそうだな」という期待がありました。完成品は想像以上でした。
一貫したストーリーを付けてくださったことが、とくに嬉しかったです。また、限られた納期の中でこちらの意図を丁寧に汲み取ってくださり、やり取りを重ねながら信頼関係を築けた点もよかったです。
玉城さん:
構成の段階で「こんな話も入れましょう!」といろいろと提案してくださったことが印象的でした。SHIPのことをとても理解してくださっているのだと嬉しく、またとても心強かったです。
対応も非常に柔軟でした。取材対象のイベントや出演者とのスケジュール調整も多く、取材と打ち合わせが前後してしまうこともあったのですが、SHIPのことをよく知ってくれているからこそ行き違いがなく、スムーズに制作が進んだと思います。
出演者へのフォローやインタビューも、こちらはほとんどノータッチでしたが、インタビューを通してSHIPの魅力を深掘りし、ポジティブな意見や感想を引き出してくださっていました。

周囲の反応は?
後藤さん:
先日、都内で開催された展示会ブースで動画を流しました。すると、立ち止まって見てくださる方も少なくありませんでした。やはり動画があると訴えやすいですね。
動画でハートを掴んで、そこからSHIPの具体的な紹介にシフトしていく——というような使い方もできます。また、私たちは動画の流れがわかっているので、「次のシーンでこのような説明がありますが……」と動画と連動させて説明できるのも助かりました。
どのようなセミナーが行われていて、来場者がどれくらいで、どのような雰囲気なのかというのはチラシだけでは伝わりづらいところですので、動画とチラシで相互補完的に利用させていただいています。おかげさまで「ぜひSHIP行ってみたいです」という声までいただけました。「強い武器をもらった」という感じです。
玉城さん:
SHIPの会員さんたちの反応も上々です。公開したことを会員さんたちにお知らせしたところ、早速SHIPに来られた方が「見ましたよ、動画!」と教えてくださいました。
動画には、我々の代わりにSHIPの取り組みを説明してくれることを期待しています。たとえば、イベントなどで初めてSHIPに来てくださった方々には、準備時間などに動画を流すことで、SHIPあり方や役割を知っていただくきっかけになればと思っています。
また、既存の会員さんたちにも「こういう使い方もできるんだ」とか「相談員もいるんだ」という再発見を促したいです。
今後の展望
後藤さん:
これからもどんどん会員を増やしていきたいと考えています。と言いますのも、新しい利用者が増えることで、新たなイノベーションが生まれる可能性が広がるからです。馴染んでくださった方にも継続してご利用いただき、さらに新しい方にご利用いただくことで、イノベーションが加速されることを期待してます。
その先に目指すのは、次々とイノベーションが起こっていくエコシステムの拠点にしたいというところです。その仕掛けを静岡県とSHIPを利用される方々でつくっていきたいです。
SHIPに行くと何か新しい出会いがあって、その出会いをきっかけに、新しい事業が生まれる。新しい事業を見て「自分も挑戦したい!」と思って、SHIPに来てくださった方が別の方と出会う。そしてまた新しい挑戦が生まれる——そのようなサイクルを数多く生み出せるようにしていきたいです。
玉城さん:
SHIPにはイノベーションを加速させる学習・交流・挑戦という3つの柱があります。学習と交流に関しては、すでにみなさんのお力添えもあり、自然発生的に生まれるようになってきたと感じています。今後はさらに踏み込んで「挑戦」を促す場づくりを進めたいと考えています。
やはり挑戦となると、「成功しなければいけない」とか「続けなければいけない」といったプレッシャーが生まれ、なかなか最初の一歩を踏み出せないものです。SHIPではそのハードルを下げると言いますか、「とりあえずやってみよう」くらいの軽い気持ちで一歩を踏み出せる支援をしていきたいです。
「本業で始めるにはリスクが大きいから試しにSHIPで始めてみる」とか「絶対成功するとは言い切れないけどチャレンジしてみたかったことをとりあえずやってみる」とか、ある種の実験の場としてご利用いただければと思います。
小さな挑戦も、続けていくうちに大きな飛躍になるのではないでしょうか。
SHIP動画:https://youtu.be/p0mOxZuuCbY?si=NebTms5xgBnN1x4O
