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LEAPHコラム

お知らせ詳細の内容

2024.03.08

リスキリングによって得られる効果とは?

リスキリングとは

「リスキリング(Reskilling)」とは、次世代の働き方に向けて新しいスキルを身につけることです。スキルを習得することで既存の業務から少しずつ離れ、今までとは別の業務に就くことを目標にしています。

背景

昨今、DXによる社内のデジタル化促進やAIの活用により、業務効率を上げたり良質なサービスを提供する企業が増えてきています。

時代背景として、大手企業でリモートワークや副業解禁がなされ、働き方の選択が幅広くなったことが影響しています。また、企業と社員の関係が変化しており、人的資本経営が注目されています。

人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方です。従業員の持つスキル・知識・ノウハウなどは、建物や設備などの有形資産と同様に、企業に利益をもたらす重要な無形資産であり、企業にとって投資する価値があるものと考えられます。その考えを経営に取り入れることで、優れたスキルをもった人材の雇用や、従業員へ教育・研修を実施し、スキルの開発や成長を促すことで、自社の企業価値へ還元することができます。

参考:人材版伊藤レポート(経済産業省)

つまり、人的資本である社員が新たに学ぶ機会を設けることで、会社の価値も必然的に上がるということです。

リスキリングのメリット

・業務の効率化

社員のリスキリングによってDXが推進されると「作業の自動化」や「作業工数の削減」が可能となります。その結果、既存事業のさらなる拡大や新規事業開発にリソースを投資できるようになります。ほかにも残業代の削減や社員のワークライフバランスの実現といった効果も期待できます。

・社内に新しいアイデアが生まれる

リスキリングを通して知識やスキルを習得することで社員の視野が広がり、新規事業やイノベーションの新しいアイデアが生まれやすくなります。新たなアイデアは利益拡大や顧客満足度の向上につながります。また、新たに学んだ知識やスキルを業務に活かし、新規事業やイノベーションが社内から生まれる好循環をつくることは社内の活性化にもつながります。

・会社の文化に沿った応用ができる

企業や仕事への理解ある人材を活用して、DX推進などの新たな取り組みを促進できます。社内の雰囲気を熟知している社員であれば、リスキリングによって得た知識やスキルを、どのように業務に応用すれば良いのかを明確にイメージできます。

また、外部の人材を採用することで生じがちな、企業文化や社風とのミスマッチが起きなくて済みます。わざわざ外部人材を採用するよりも、スムーズに仕事を進められる可能性が高まります。

LEAPHの場合

LEAPHは10名以下の企業規模のため人的資本に頼らざるおえない環境です。ありがたいことに、社員たちは新しいスキルを取り入れ、活用していこうという姿勢を持ってくれています。

たとえば、弊社ではChatGPTが登場した初期から、その機能を業務に落とし込んで活用の幅を広げてきました。これらも踏まえてどんなシチュエーションでリスキリングの効果がみられるかご紹介します。

・notionの活用

社員自ら利用方法を全体へレクチャーしてくれました。製作の進捗管理やタスク依頼も共有しやすいため、スムーズな連携がとれています。また、データベース化により過去の提案内容もすぐ確認することができます。

・製作でのAI活用

Chat GPTはコードの修正や管理しやすいファイル名の命名、エラーが起こった際のチェックリストの出力にも活用しています。ほかにも単純入力作業や草案出しなどの業務効率のアップ、記事の添削、推敲に役立てています。

HR担当としてコラムを書くなかで、社員それぞれに最適なリスキリングの手法を共有することや、長期的な目線で学習管理システムの導入などを検討していく必要があると感じました。

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